LastUpdate:99/04/23


  libra





calmness and eternal balance


You are...

  すべてを相対的な関係において受け止めようとする資質が眠っています。ものごとを一面的に考えず、多面的に見ようとする傾向です。
  この資質がうまく表現されると、卓見をいう、裏が見通せるなどと評価されます。が、意見がはっきりしない、優柔不断などと悪く取られる場合もあります。
  表面上はかなりクール。ものごとに同じない人と見られがちです。一見、カッとするとか、急に泣き出すとかは無縁の人と見えます。
  が、内面では激怒したり、悲嘆したりしているのです。ただ、ものの感じ方が複雑で、一方でカッとしつつも、同時に別のことを考えていたりするので、ぼんやりした、のんびりした人に見えるのです。

 

  打てば響くというタイプではありませんが、ものの感じ方は敏感。ナイーブな感性の持ち主でもあります。
  何かにつけ感じやすいので、そういう自分の資質を意識して、自分の中の別の方面からその感情にブレーキがかかります。結果として、人に何かをいわれても、即座に見事な返答を返すというわけにはいかなくなるわけです。
  いずれにせよ、感じやすい部分と冷静に努める部分、まっすぐに見ようとすると斜に構えようとする部分、正義を重んじる部分と情に流される部分など、たがいに相反する性質が、心の中で共存していて、それがバランスを取りながらつねに揺れている、天秤座の感受性にはそんな特徴があります。
  そんな多くの反発しあう要素を中に抱えたあなたは、混乱しやすい人でもあります。しばしばささいなことが気になり、それをきかけに思考回路が紛糾し、何も手につかなくなることも。あなたの感情が突然爆発するのは、こういう時です。
  何かに怒っているわけではなく、強いていえば、自分自身に対して怒っているわけで、こういう状態のときはかなり不機嫌。たいていの場合、頭が混乱しているだけです。その時のあなたの感情は、乱れに乱れています。


  現実主義的な一面もあります。自分なりの高い美しい理想もあるのですが、常に目の前の現実を見つめ、それを踏まえた上で、理想に急ぎ足で近づいていこうとします。現実に合わせて、自分の理想を修正しながら歩いていくタイプ。空想的な人からは、夢のない人と見られ、地道な現実主義者は、向こう見ずな人と見られるでしょう。
  そして、この理想と現実のバランス感覚が、重要になるのです。
  自分なりの理想を捨て、目の前のことばかりに目を奪われ、現実に流されるようになると、近道のように見えても、あなたの感性を生かすチャンスはかえって遠のくことになります。理想の形が少しずつ変わっていったとしても、とにかく自分なりの理想を持ちつづけること。このことが重要になってきます。








Love...

  妖しく燃える情念のような恋愛感情の持ち主。異性を好きになると、その気持ちが胸の中でどんどんふくれ上がり、自分でも抑えづらいほどになります。そうなったときのあなたは、自分でも嫌なる暗い情緒纏綿として、ちょっとしたことで涙ぐんしまったりします。
  また、自分の恋愛感情本位に突っ走る傾向があり、相手の気持ちをかえりみない部分ももっています。相手の気持ちを無視して、強引に恋人を略奪するというのではありません。高ぶった自分の恋心を意識するあまり、まわりの状況や、相手の気持ちを思いやるゆとりを失ってしまうのです。
  この部分が強く出ると、初めてのデートのときなど、動作がギクシャクします。気持ちが盛り上がっていて、それを一方で抑えようとあせる気持ちがあって、結局自分の中だけで革命騒ぎがおいているような具合。周囲の状況の中、あなただけが浮いたようになり、それでギクシャクと場違いな感じになるのです。いろいろなことを脈絡なく一方的にしゃべりつづけたり、また逆に、ずっと黙り込んだままでいたり、不用意なことばで相手を傷つけたり。後になって(ああすればよかった)などと後悔しがち。ここいちばんに弱く、チャンスを逃しやすいのも特徴です。
  冷静なバランス感覚を持つあなたも、こと恋愛に関してはお手上げのようで、ついついバランスの天秤ばかりを落としてしまうのです。
  そんなあなたに必要なのは、まず行動すること。胸につのる思いをいっきに吐き出そうとしても、何をいってるのかわからなくなるだけ。だから、決定的な告白はしばらく胸にとどめておいて、好きになった相手となるべく多く会い、なるべく多くの時間一緒に行動するようにするのです。こうしているうちに、互いの人となりもすこしずつわかってきます。あなたの肩の力もだんだんぬけています。すこしは心に余裕が生まれてきて、あなたの言動もまわりの時間の流れに調和していきます。そうして、好きな人と会っていながら、周囲の様子も見えるようになってから、気持ちを告げる機会をさがしはじめればいいのです。


  恋をする、あるいは結婚すると、けっして恋人を裏切らないタイプ。しかし、寝ても覚めても相手のことばかり考えているわけではありません。恋の契約や結婚が結ばれた時点で、あなたの中ではその恋はすでに契約さえたものとして、身の回りにあるいろいろな事柄のひとつになります。恋の関係を結ぶ前に味わった苦悩や熱中は、本当にあったのかよくわからないかこのことのように感じられるようになるでしょう。
  これは、自分が愛し、自分を愛してくれる相手がいて安心しているわけで、あなたがいつでも新しい恋をしていなければ気が済まない恋の放浪者ではないということでもあります。
  恋人には、なかよくなったら急に冷たくなったと受け取られるかもしれませんが、あなたの側では冷たくしているつもりもなければ、冷めてしまったという意識もありません。むしろあなたは、いつも恋人のことを心のどこかで生きるよりどころにして感じています。ただ、それがことばや行動となってあらわれてないだけです。でも、相手は読心術の使い手ではありません。
「そんなこと、いわなくても」
  といわず、ときどきことばや行動で、相手にも愛の贈り物をしてあげましょう。それが幸福な恋を長続きさせるコツです。








Advice for you

  人を好きになると、相手が見えなくなりがちです。つい自分だけが感じ、考えていると錯覚してしまいます。相手は大理石の彫刻ではありません。あなたと同じ人間なのです。そして人間はそれほど愚かではありません。何度か会えば、相手のほうでも、あなたの気持ちはおおよその察しはついています。きっかけを待っているだけなのです。このことを意識しておくと、気が楽になりませう。ムードが盛り上がるということの裏側には、たがいに察しあった暗黙の了解があるのです。